2005年08月22日

説明する力

先日、当ブログのコメント蘭に以下のような質問がありました。



なんとなく質問です。
「治療後、なぜ悪いところでなく正常なところが
基準にならないのですか?」
…つまり、治療後すぐに良くなった箇所がなぜ
悪いほうに流れていくのかわからないのです。

正常位置(骨格や筋肉だけでなく、すべてについて)になったのならそこが基準になってくれてもいいと思うのですよ。

なのに悪いほうが基準になってしまう。これはホント悔しいですよね。

正常な位置にしおりというか、釘で止めるという
か、正常を記憶させるというか、そういうことは
できないのでしょうか?



この質問に対してこもり先生より次の様な回答をいただきました。
ジゴロ7様へ。
アカデミーボディスクールの小森です。
私から回答いたします。

■正常位置(骨格や筋肉だけでなく、すべてについて)になったのならそこが基準になってくれてもいいと思うのですよ。

なのに悪いほうが基準になってしまう。これはホント悔しいですよね。


本来現象復元の法則とは治療ではありません。
今後”治療”と言う言葉は使わない方向です。

単純に説明しますと、スポーツで身体が鍛えられていくことと似た側面があります。
同じ動作を繰り返しすることで、脳はその動きや状態を学習します。

悪い状態で鍛えられた身体は骨格上、その状態にかかわる筋肉が発達することになります。

本来人間が持つ正常な骨格と言うものがあります。
今ある悪い状態と言うものは自然環境に適応した結果です。

これは脳に対する学習が問題となります。

スポーツや運動で例えていうのであれば、関取はしこを踏んで毎日相撲の稽古をします。
すなわちその環境に適応してあのような大きな体つきになります。

対照的にマラソン選手のように毎日何キロも走って身体を鍛えれば、すらっとした無駄の無い体つきになります。

同じように身体が悪い状態にあればその状態を脳が学習します。
何年も悪い状態が続けば、そのような骨格が維持され鍛えられます。

一瞬にして正常な状態にもどる症状もあれば、10年、20年と腰を曲げた生活をしていれば、その状態を維持する筋肉が発達し、一度の回復法では、仮にその状態を”悪い”としますと、鍛えられた分だけそちら側にもどろうとします。

”悪い方が基準”ということばはこれらの意味で間違いになります。

全てが環境に適応した結果なのです。


■正常な位置にしおりというか、釘で止めるという
か、正常を記憶させるというか、そういうことは
できないのでしょうか?


関取の体型を一瞬にしてマラソン選手の体型に変えることは不可能です。

これと全く同じ理屈で、症状に応じて、回復する期間も変われば、正常な状態に少しでも近づいて、その状態を維持する筋肉が強くなり、脳がその状態を学習することにより、痛みや症状が軽減し、ジゴロ7様がおっしゃるような”正常な状態”にもどっていきます。
(これが全ての法則ではありませんが、ひとつの例として)


今までの概念ではなかなかこのような考え方が出来ないのが普通です。

現象復元の法則を学ばれている先生方は、これらの法則(今回の説明は一部です)を時間をかけて学ばれています。

本来このことだけでも数時間かけて説明を要するものです。コメント欄では上記のような説明しか出来ませんが、ご興味おありでしたら以下のオフィシャルサイトまでご連絡下さい。
お電話やメールにてご質問等承ります。

お手数おかけしますがよろしくお願いします。

http://bodyschool.jp/

あかでみーボディスクール代表 小森秀信



ここより私(はやし)の日記です。

小森先生例を交えての説明ありがとうございます。
ジゴロ7さんは当院の患者さんです。
このような疑問を持たせたままでいたのは私の責任であり、恥かしい限りです。
説明力の無さ、説得力の無さを改めて痛感しました。
関取とマラソン選手の話は何度も聞かされいたにも関わらず、患者さんには話した事がありませんでした(汗)
恥かしさからか次回の予約日を提案するという事を怠っていました。
患者の回復を願うのであれば出来るだけ短い間隔で通ってもらうように説明するのは当然のことなんですよね。
技術ばかりを追い求める「技術バカ」に逆戻りをするところでした。

また、「広告を怠る者、患者を見捨てている」という先生の言葉もまだ実行していません。
技術だけでなく、トータルな面でバランスのとれた回復士目指し、本日から仕切り直しです。

このことに気付くキッカケを作って下さったジゴロ7さんとこもり先生に感謝いたします。


posted by 林一郎 at 11:46| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はやし先生、私も仕切りなおしをします。
ありがとうございました。
Posted by にしむらなりひと at 2005年08月22日 13:18
「広告を怠るもの、患者を見捨てている」

私も土曜日に看板のこと妻と話していました。
自分たちの代わりに表現するものとして、どのような看板にするか・・・。
しっかり広告していきたいと思います。
Posted by MDCマキ at 2005年08月22日 13:30
確かに説明する力は大事ですよねー。私は技術・
収入など一流と言われる先生を数名見てきましたが、共通する点があります。それは技術はもちろん、説明がわかりやすいという点です。インフォームド・コンセントをしっかりし、治療効果をだすことで初診時にいい意味での主従関係ができあがり、先生の提案通りに通院してくれます。もちろん治癒率もあがります。
それと信念を持って治療されてますね。
広告や看板にしてもセンスを感じます。患者さんは治療法にはあまり反応しないみたいですね。術者の「治療に対する姿勢や信念」とかに反応するみたいですから、私も色々考えてます。
これから治療家人口もドンドン増えますから
みんなでプラスの情報を交換しあい、力を合わせて頑張りましょう!
Posted by kuro at 2005年08月22日 15:12
正直な気持ちを言ってくれる患者さんを持っている、いちろう先生は、ある意味羨ましいですよ。すばらしい技術があっても、患者さんがどう思っているかは解らないし、それにはこちら側の責任があるかもですけど・・・また勉強になりました。
Posted by タツミ at 2005年08月22日 17:21
にしむら先生、マキ先生、kuro先生、たつみ先生コメントありがとうございますm(._.)m
皆さんの意見は何処を探しても売っていない貴重な意見です。こんな仲間がいる事が心強いとともに幸せです。これからも意見を交わし合いお互い成長していきましょう!
Posted by はやしいちろう at 2005年08月22日 18:17
ひとに伝える。

伝えるということに焦点を絞った方がよいでしょう。

これすべて、広告の二文字に込められている。

看板は大切ですよねー。

シンボルですから。

目印ですからね。

そして、伝わっているかどうか。
メッセージがです。

ぜったい。これが「ぜったい法則」。
というのは、ないですから。

60年前からの100年前・・・・
江戸時代から。。。

時代は、変わっても、人へ知らせる工夫というのは、人に伝わっているかどうかです。

これは、常に、周囲を観察しているよりないですね。

アンテナ張ってください。

きっと、林先生に適したものがあると思います。
Posted by ちだあつし at 2005年08月22日 23:18
ちだ先生ありがとうございます。

「伝える」「シンボル」「観察」「アンテナ」
キーワードとなる言葉を手帳に書きとめておきます。いつもこれらの言葉を意識していれば、自分に適したものは自ずと見つかりますよね!
Posted by はやしいちろう at 2005年08月22日 23:32
人は子供の頃から親に、学校教育に社会に、
マイナス要因を見て、反省し努力するように条件付けられて来ているから、日常自分が知らないうちに脳内情報から反射的に、まずは悪いほうを選択してしまいますよね。
Posted by うえき at 2005年08月23日 18:20
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